著者:板倉梓
ジャンル:現代マフィアラブストーリー
特色:中華街 マフィア 抗争 少女 殺し屋 平凡
書籍
![]() ガールメイキル(1) |
表向きは観光や貿易、デートスポットもある中華街。
しかし、裏の顔がある危険な街。
かつて6年間過ごした街に戻ってきた五本木アキ(ごほんぎあき)
この街の猥雑さが消える事がなく、戻ってきたアキは、レンタルビデオ「アーカイブ」に住み込みで働く事に。
懐かしい映画館で映画を見ていると、3人のにぎやかな客を横目に、楽しそうな雰囲気を味わいます。
翌朝、その3人のうち2人が同じ階に引っ越してきます。
一人はあどけない少女芽衣(めい)、一人はおかまの三里桂(さんりかつら)
仲良しの二人に親しみを感じ始めたアキですが、二人が「麗郷(れいきょう)」というマフィアの構成員だと知らされます。
アキは少女の芽衣をマフィアから抜けるように説得します。
しかし、芽衣はとある事情で、自らの意思でマフィアをやっているのでした。
芽衣はさらに、アキの目の前で、映画館にいたもう一人の仲間と思っていたメンバーを、敵マフィア「龍の髭(りゅうのひげ)」のスパイとして殺します。
人は誰でも悪いところを持っている
だから大事なのは敵か味方かってコトだけ
アキは目の前で人を殺した芽衣の「敵か味方か?」の問いに「お前の見方だ…」と答えるのでした。
マフィアの殺し屋芽衣と、平凡な青年アキの、残酷なラブストーリーが綴られていきます。
アキは今後マフィアに足を突っ込むのか、芽衣はマフィアにいて自分の目的を達成できるのか。
今後の展開が気になります。
多少血なまぐさい場面もありますが、マフィアや殺し屋に抵抗がなければ楽しめる漫画です。